ともしびプロジェクト
平成23年3月20日
特定非営利活動法人 カーボンシンクは、東日本大震災の被災者のみなさまに、下記の寄附支援を行いたいと考えます。

主 旨

1.支援の内容

すでに、義援金窓口等は多数設置されていることから、現地ニーズに見合う、物資支援を行います。

2.支援物資について

東日本大地震の被災者支援においてカーボンシンクが届けるものは、現状において緊急・有効で、「自然共存型」の技術を活かした“製品”であり

① 手ごろな価格

② 高いエネルギー効率

③ 長期の耐久性、設置や使用の簡便さ

④ 現地のニーズに合うこと

⑤ 現地の環境改善に貢献する

ことを満たし、震災後も防災倉庫等で保管可能なものであることとします。

3.他団体との協力について

カーボンシンクは東北方面に、連携可能な関係団体を有していないため、迅速かつ確実に、被災地の現場まで届けることが可能な体制を整えている団体と協力して実施します。

協力団体

現在、上記条件を満たした団体は以下です。今後も、協力団体や協力方法に関するリサーチは継続します。

コペルニク(Kopernik) http://www.thekopernik.jp/

1.組織概要
・ニューヨークの非営利団体
・テクノロジーを途上国のラストマイル(末端)へ届けることを目的
・CEO中村俊裕氏
(元、国連開発計画職員、経営コンサルティングマッキンゼーのコンサルタント、京都大学法学部卒、ロンドン経済政治学院政治学修士号取得、大阪府出身)

2.所在地 http://kopernik.info/

現在は、インドネシア事務所に、スタッフ数名を常駐させ、拠点としています。日本には、年間の3分の1程度、研修や講演、企業連携などに訪れています。

USA (Mailing Address)
228 Park Ave S #73293 New York, New York 10003 USA
+1 347-5878687

Indonesia (Office Address)
Paloma Villa, Jl. Sayan Sayan, Ubud Indonesia

3.コペルニクの取り扱い製品
Q-DRUMなど、カーボンシンクのミーティングでも議論になった、「Design-for the other 90%」の製品を、多数、扱っており、途上国でも購入可能な価格帯を実現するため、製造を中国等に委託しています。

対象製品の選定

現段階において、避難所の多くが通電しておらず、各地に分散している状況や、今後の普及スケジュール等を勘案してなお、自立型の「発電機器」と「照明」を届けることは有効です。
今後、水、食料、エネルギー、移動手段、通信機器(充電器含む)等々、課題は山積ですが、前述した「条件」並びに、価格、調達手段等を考慮して、今回は、下記の製品が最適と判断しました。
対象製品は、中国製で1個10ドル程度で製造可能であり、国内価格の3から5分の1で調達できます。性能面や耐久性は、既に、途上国支援で保障済みです。

<ソーラーランタン>10ドル/個
D.Light S10
http://www.dlightdesign.com/products_D.LIGHT_S10_global.php
http://kopernik.info/product/dlight-S10

支援の実施方法

コペルニクの国際支援は、「現地と一定期間を定めてプロジェクトを立ち上げ、寄付を募り、その資金が集まり次第決行、その効果を現地から報告してもらう」という形をとっています。
今回の対象事業は、緊急性の高い支援であるため、資金が集まってから支援する形をとらず、先にソーラーランタンを確保し、後から寄附を募る形で運営されています。
カーボンシンクは、コペルニクの行う支援プロジェクト「Japan emergency project: Give lights to the tsunami victims in Japan」に、ドナー団体として参加します。

対象事業の経過と実績

上記プロジェクトは、すでに事業着手しており、一定量を現地に届けています。カーボンシンクは、第2回もしくは第3回の支援に参加します。

『第一弾プロジェクト』(第1回送付)
既に受付終了しました。600個のソーラーランタンが、株式会社モンベルの義援隊を通じて配布されるプロジェクトです。3月18日に名古屋港にソーラーランタン到着。石川県のモンベル事務所から、被災地に届けられます。

『第二弾プロジェクト』(第2回送付)
他の方法で支援金を集め、1000個のランタンを送ります。「株式会社ウィンローダー」http://www.winroader.co.jp/)を通じて実施します。

『第三弾プロジェクト(現在検討中)』
さらに、1000個のランタンを「株式会社ウィンローダー」(同上)を通じて実施する予定です。

※株式会社ウィンローダーについて(中村CEOのコメント)
“数日前に、枝野官房長官が、支援物資がより早く適切に被災者に届くよう、対応・ロジを地方役所・自衛隊に一元化することを発表したことを受けて、第二弾プロジェクト以降は、モンベル義援隊に代り、ウィンローダーが地方政府とコーディネーションをしながら、ニーズに応じて、必要な場所に届けることになります。
「(株)ウィンローダー」は循環物流というコンセプトを実践する、先験的な物流会社であり。エコランドというリサイクル事業を通じて、コペルニクとの連携が深い会社です。”

カーボンシンク会員の参加方法

名 称
この緊急支援事業を“ともしびプロジェクト”と名づけます。

概 要
①主 旨
3月11日に東日本を襲った災害は、多くの被害者を出し一時的な避難所で夜を過ごしています。多くが電力の供給を絶たれ、夜はかろうじて、ろうそくや懐中電灯で明かりをとっています。被災地でも利用可能な「ソーラーランタン」の“ともしび”を届けます。

②目 標
少なくとも30個以上は届けます。

③対象となる方々
岩手、福島、宮城県などで地震の被害にあった方々を対象とします。

④実施方法
コペルニクが実施する事業にドナーとして参加します。

⑤ご寄附いただいた方のお名前について
匿名希望がなければ、カーボンシンクのホームページに、お名前を挙げさせていただきます。

参加手続き(※終了しました)

1.事務局への連絡
ご支援いただける方は、メールにて、件名に「ともしびプロジェクト」とご記入の上、事務局まで連絡ください。事務局が立て替えて送金準備を開始します。

事務局アドレス

NEW ↓

info@carbonsink.jp
carbon-sink08@fol.hi-ho.ne.jp

【記入内容】
①おなまえ②支援するランタンの個数(1個10ドル=900円)③合計金額(900円×個数)

2.お支払い方法
カーボンシンクとして、ゆうちょ銀行に、本事業専用の口座を開設しました。ゆうちょ銀行の口座をお持ちの方は、手数料が無料です。
入金は、後からでも結構です。なお、払い込み方法によって、口座番号が異なりますのでご注意下さい。また、お近くの方は、定例ミーティング等に現金をお持ちいただいても構いません。

<<受付停止中のため、以下削除いたしました>>

 

問い合わせ先

ご不明な点がありましたら、事務局まで、ご連絡下さい。
(特活)カーボンシンク事務局(担当:進)
 info@carbonsink.jp
TEL・FAX:077-516-8930
〒520-0025  滋賀県大津市皇子が丘3丁目1番6-803
http://www.carbonsink.jp/

末筆となりましたが、亡くなられた皆さま方のご冥福と、被害にあわれた皆さま方の一日も早い、ご回復、ご再建を、願ってやみません。

事務局
堤 幸一、進ひろこ