『日本の地域で蘇るソーシャル・キャピタル」-持続可能な地域づくりのネットワーク』

ソーシャル・キャピタルとは、人と人の繋がりから生まれる目的達成・動員力を持つ社会関係資本。地域やその他の各種のコミュニティー(同じ興味・目的をもった人たちの集まり)づくりに役割を果たす。1980年代より全国津々浦々に広まった日本のまちづくり現象を日本の現代の社会運動と論じ、社会運動理論に併せ、社会関係資本理論を使い説明。分野への新しい貢献としては、市民参加が進むことにより持続的成長への寄与度が高まることを京都・滋賀でのまちづくりをケースに定性・定量分析を使って示したこと、また結縁(bonding)、架橋縁(bridging)、支縁 (bracing) の三種類のソーシャル・キャピタル・ネットワークが実際に存在することを滋賀の持続可能な地域づくりをケースにネットワーク分析ソフトを使い視覚的に示したこと、また支縁ネットワークの機能を定量分析で示したこと。(支縁ネットワークとは、結縁、架橋縁ネットを支え繋ぐネットワーク。)「サステイナブル・滋賀」の目的達成への動員力を増すために、同戦略作りに滋賀に存在する25名から成る支縁ネットワークを組み込いれることを提案したい。

パワーポイントで描いた定性分析による滋賀の持続可能な地域づくりのネットワーク

パワーポイントで描いた定性分析による        滋賀の持続可能な地域づくりのネットワーク(2008)

 

ネットワーク分析ソフトが出した滋賀の三種のソーシャルキャピタル・ネットワーク

ネットワーク分析ソフトが出した滋賀の三種のソーシャルキャピタル・ネットワーク